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記事: Interview journal Vol.2(TOCAKU/滋賀)

Interview journal Vol.2(TOCAKU/滋賀)
Itomagazine

Interview journal Vol.2(TOCAKU/滋賀)

TOCAKU店主、平野さんインタビュー。

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TOCAKU店主の平野さん。滋賀県彦根市で衣服・雑貨のお店を運営。

ーーー 平野さんは、「TOCAKU」というお店の店主で、衣服や雑貨の販売をされています。
  
店名のTOCAKUはどういう由来でつけたんですか??

平野  はい。僕、子供が3人いるんですけど、最初はそこにちなんだ名前を付けたかったんです。けど、なかなか難しくて。
 
でも、その過程で出てきた言葉ですね。「とかく」という、響きも好きで。

ーーー 確かに。すごい優しい感じがあります!

平野  ありがとうございます。後は、後付けなんですけど、日本語で「とかく」は、寄せ集めとかそういう意味もあるので、お店としてはちょうど良いのかな。と。

ーーー すごい、良いですね。平野さんは、昔から服が好きだったですか??

平野  僕は、結構遅くて大学を卒業して社会人になってからですね。
僕の場合、ファッションだけでなく雑貨とかにも興味が出てきました。

ーーー 僕も遅咲きの方なんで、なんか、分かります!(笑)

平野  はははっ(笑) そうなんですね。

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ーーー お店のコンセプトを教えてください。

平野  はい。僕が、日本のものが好きと言うことも会って基本は、日本のブランドをセレクトしています。原産国も日本のところが多いです。

ーーー 日本製に特化したお店なんですね!素晴らしい。。

そこはやっぱり、日本に対する想いがあるから。ですか?

平野  そうですね。はい。コロナ化でやっぱり、ものづくりの背景も縮小されたんですか?

ーーー そうですね。コロナ化もそうですけど、そもそも現在の日本製と呼ばれる服は、市場シェア全体で見ると1.5%を切ったと言われています。
なので、TOCAKUさんは職人さんにもとても愛されるお店さんだろうな〜って思います。

平野  ありがとうございます(笑)

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TOCAKUさんの店内① 平野さんがpickした日本製の衣服や小物が綺麗に並んでいた。

ーーー 平野さんは滋賀県出身ですか??

平野  はい。滋賀県の大津出身です。

ーーー そうなんですね。けど、お店は彦根なんですね。

平野  そうですね。独立前も10年ほど、衣服・雑貨・お花を取扱しているお店で働いていました。
    
そのオーナーが兄で、誘われて一緒に始めました。その最初の場所が彦根だったんですよ。

ーーー へ〜〜!そうなんですね!

平野  なので、自分が独立してやる時も、この馴染みがある彦根がいいかな。と。

ーーー 彦根が大好きなんですね。

平野  はい。彦根城も近くにあったり、彦根独特の文化に惹かれいます。

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JR彦根駅。TOCAKUさんまで徒歩15分。

ーーー お店を運営する中で、やりがいを感じる時はどんな時ですか?

平野  はい。自分で全てセレクトしているので、やっぱりそれが売れた時は、嬉しいですね。

「自分が好きなもの」を共感いただいてそれを使ってもらえることは、すごく嬉しいじゃないですか。

ーーー 良いですね!共感って嬉しいですよね。 逆に難しいところはありますか?

平野  1人で全てやっているので、 全部自分で答えを出さないといけないことですかね。それが間違っているか、合っているか、分かんないことも自分で決めないといけないですからね(笑)

ーーー 確かに。良いも悪いも、自分の責任ですよね。

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TOCAKUさんの店内② スプーンなどの生活雑貨も並ぶ。このセレクトにワクワクしました。

ーーー 現在のアパレル業界について、どう思われますか?

平野  はい。現在のアパレルのサイクル。消費が早いですよね。

ーーー そうですね。

平野  シーズン内で売れ残ったものがセールにかかる。いわば、価値が下がる
ってことなんですよね。
    
ちょっとした時間の差しかないのに。その辺がなんか、勿体無いな。とは思いますね。

ーーー むっちゃわかります。勿体無い。ですよね。

平野  なので僕は、流行に左右されないブランドさんを取り扱っていることが多いです。
  
セールがあるって分かってしまうと、やっぱり買わないですよね。

ーーー 確かに。けど、お店さんの方で、セールをしたくない。って方が、少ないような感じがします。良い意味で時代の真逆を行ってますね(笑)

平野  ありがとうございます(笑)

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平野さんの服好きが滲み出てるな〜

ーーー 日本製の物を、多く取り扱っていると思いますが、それ以外でもセレクトしている基準はありますか?

平野  歳をとっても着れる。永く着用できるものとか、好きですね。

ーーー 良いですね。日常的にも着れる感じですか?

平野  そうですね。あんまり奇抜すぎるものより普段使いでちょっとテンション上がるものが嬉しいですね。

道具とかも、同じ基準ですね。使用して。が大事だと思ってます。

ーーー 民藝的ですね!わかります。

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TOCAKUさんの店内③

ーーー この先の平野さんの展望はありますか?

平野  そうですね。彦根のことや日本の文化を知ってもらえるような活動はしたいな。と思ってます。
日本の産業は、意外にたくさんあるんだよ。と。

ーーー 良いですね!

平野  意外に滋賀県って、生地の産地で。綿、麻、絹とかもあまり知られてないですし。そう言ったことを伝えていけたらな。と思います。

ーーー 伝えていく。大事ですよね。貴重なお話し、ありがとうございました。

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店名:TOCAKU
住所:滋賀県彦根市中央町2−20 アサイビル 1F
店主:平野 朋宏
HP:https://www.tocaku.jp

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