Interview journal Vol.4(lloomm/京都)
lloomm kyoto店長、杉本さんインタビュー。
ーーー 杉本さんは、「lloomm kyoto」というお店の店長で、衣服や小物の販売をされています。
youtubeでも拝見させていただいたんですが、杉本さん若いですよね??
杉本 そうですね。 現在は25歳で、今年で26歳の年になります。
ーーー 若いっ 25歳で店長を任されているってすごいですね!
杉本 どうなんですかね(笑)それこそ、大阪の中崎町なんかは21,22歳とかで古着屋さんをやってる子達もいますね。
なので、年齢はそんなんなんかな〜と思ったりもしますね。
ーーー すごいっ、そうなんですね。。
ーーー やっぱり幼少期から服は好きだったんですか??
杉本 幼少期はそんなにだと思います。まぁでも、保育園の時の演奏会の制服とかをゴネた記憶とかはありますね(笑)
ーーー ははっ(笑) そこから現在の販売されるまでの経緯が気になります。
杉本 販売を始めたのは、現在の会社しかなくて19歳の時に、現在の上司の方に声かけてもらったんです。でも、元々は美容の専門学校行ってたんですよ。
ーーー え〜〜!そうなんですね!
杉本 就活もしてました(笑) そして、ありがたいことに内定もいただいてたんです。そこで、深く色んなことを考えて、美容の方をお断りさせていただいたという感じですね。
ーーー ほんと、あれですけど ファッション業界的にはありがたい!
杉本 そうなれるように頑張ります(笑)
ーーー lloomm kyotoのバイイングは杉本さんが任されているんですか?
杉本 大阪で創業したオーナーに、コネクションを繋げてもらってその中でバイイングという役目でお店に立たせてもらってます。
ーーー すごい。じゃあ、そこも任されているんですね。
杉本 そうですね。まぁ、一緒に見たりは結局しますけどやらさせてもらったりはしますね。
ーーー そしたら、lloomm kyotoさんのセレクトしているコンセプトはどんな感じですか?
杉本 はい。大阪にある店舗と切り離しすぎないイメージです。
京都だけ独立して、こんな感じでやろうとかではなくて。
大阪の感じがあるから、京都もこうしようとかですね。
ーーー そしたら、大阪のエッセンスも取り入れながら、京都だけで取り扱っているブランドもある。とかですか?
杉本 そうですね。基本的には、8割違うブランドを取り扱ってます。
京都はインポートが強みですかね。 その中でも、ドリスであったり、22年にプライズをとったSSデイリーを始めたり、世界的ファッションの軸となる物の流動を取り入れる感覚ですね。
逆に大阪は、ドメスティック(国内ブランド)です。けど、ドメスティックはドメスティックでもちょっと違う提案の物を入れてたり、rroommの感覚・空気感に合うということは、意識してます。
ーーー むちゃくちゃ良いですね!他の京都のセレクトショップで、取り扱ってないものとかも多いですよね。すごいお客様視点から見ても、ワクワクすると思います。
杉本 ありがとうございます!
ーーー お店をしてて、やりがいは何ですか?
杉本 やりがいか。。僕が19歳で、この業界に入ったように、少しでも憧れられるようになっていければな。と。
またそれを伝えることを現在やらさせていただいているので、それがやりがい/目標ですね。
ーーー 良いですね。逆に大変なことはないですか??
杉本 正直、ないんですよね(笑)オーナーがいて、上司がいて結局、美味しいところだけやらしてもらってるんですよ。
なので、ポジティブな悩みとかはありますけど、ネガティブなものはホンマにないですね。
ーーー それすごく良いですね!会社の関係性も含めて素晴らしいと思います。
ーーー 現在のアパレル業界について思うことはありますか?
杉本 業界か〜なんて言えばいいんやろ。。1シーズンですごい変動する、珍しい業界じゃないですか。なのに、トレンドを追わないと。とか逆に、追わないのが格好いい。とか
凄まじい異種格闘技をしてる感覚なんですよね。
なので、まぁ面白いんじゃないかなと思います(笑)
ーーー 杉本さん、いいですね〜すごい、ポジティブ。けど、なんか優しいです。
杉本 そうなんですかね(笑)
ーーー はい(笑) これからの若いデザイナーに求めることはありますか?
杉本 そうですね。。うーん。。
僕は、デザインはできないし未熟者なので、偉そうなことは言えないんですけど。
ーーー 全然大丈夫です。
杉本 購入いただく方や僕も人間なので、一人よがりのデザインはあまりしてほしくないし、かと言って大衆に寄りすぎてビジネスライクすぎるってのも違いますかね。
その折衷をすごく。ね。「あたりは柔らかいけど、意志を感じるもの」には、惹かれます。
ーーー なるほど。杉本さんらしいです。
ーーー 今後の杉本さんやお店の展望はありますか?
杉本 やりたいことがやれる環境を作ってもらってるんでね。
例えば、学生時代に憧れたブランドに別注作ってもらうとか素晴らしいじゃないですか。そういうことは、やっていきたいですね。
それが、お店のためにもきっとなるだろうし自分のためにもなると思うので、このお店のあり方と僕の展望はニアリーイコールだと思ってます。
ーーー 会社と杉本さんの思いが、ニアリーイコールなことはすごくいいですね。
お話しを聞いてて、いい会社だなって。
杉本 結構、オモロイと思います(笑)ありがとうございます!
ーーー ははっ。本日は貴重なお話しありがとうございました!
店名:lloomm kyoto
住所:京都市下京区麩屋町通高辻上る鍋屋町244-1
店主:杉本 翔
HP:http://lloomm.jp